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高機能自閉症児くりーむの才能開発

高機能自閉症児くりーむの才能開発

くりーむの幼児期2

幼稚園入園を控えたころから私の不安も大きくなってきました。「なにかがおかしい」そんなとき「プチタンファン」の特集で高機能自閉症やアスペルガー症候群のことをはじめて知りました。知れば知るほどくりーむに当てはまるようで、ちょうど買ったばかりのパソコンでいろいろなサイトを探してはくりーむと比較していました。

ところが夫は真っ向から否定します。このことで私たちは何度ぶつかり合ったことか・・・。結局幼稚園に入園してそのようす如何で病院に行くかどうか決めよう、ということになりました。

幼稚園に入園すると、くりーむが他の子と違うことが少しずつ浮かび上がってきました。入園したばかりで不安でクラスの子達は泣いてばかり。くりーむも泣いていたのですが、くりーむだけは先生に抱かれることを拒否したのです。触れられることも嫌がりました。泣き止まないくりーむに困った先生は、私からくりーむのお気に入りの絵本を聞いて買いに行ってくれました。「ぐりとぐら」「しろくまちゃんのホットケーキ」です。その本を手にした途端くりーむは落ち着き、楽しそうに何度も読んでいたそうです。とはいえ、一応団体行動はとれていたようでした。歌を歌ったり手遊びをしたり。そういう面を見ると心配ないのかな、と担任の先生も思われたようです。でも自由遊びのときくりーむはいつも一人で本を読んでいます。「でも何かが違う」その不安も消えませんでした。

年少時の担任の先生はベテランの女の先生です。ベテランだけど柔軟な考えを持っていて子どもが心底好きなそんな先生です。私は自分の思っていることを何もかもさらけだして何度も何度も先生に相談しました。先生は真剣に受け止めてくださいました。「なんでもなければそれでいいじゃない。一度お医者様に見ていただいてお母さん自信もすっきりしたほうがいいわよ。」そう背中を押されて、実家近くにある児童精神科を受診することにしました。


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